これまでの相談例(2月)
Q. スイセンの芽出し苗を買ってきました。地面への植付はできますか?また注意することはありますか?
可能です。根鉢を崩さないようにし、植える深さは球根が埋まり、葉は埋めない深さです。花後に施肥してください。
Q. ナンテンの実はいつ頃、どこから切ればよいでしょうか?
今が切り時です。茎の先端を切ると翌年実がつかなくなります。花房のみを切ってください。
Q. ウメの花の咲いていない枝は枯れているのですか?剪定はいつがよいでしょうか?
ウメは花の後で葉が出てきますので、現時点で枯れているとは言い切れません。葉が出てこなければ枯れているでしょう。今はそのままにし、花後に剪定してください。
Q. ミョウガを鉢で栽培しています。植替え・用土など、どのようにしますか?
3月下旬に植え替えします。径20~30センチの鉢に1株(1茎)づつ植えます。用土は葉物野菜用の配合土で良いです。赤土5~6、腐葉土3~4、バーミキュライト1~2、それに化成肥料と石灰をそれぞれ用土10ℓ当たり10~20g混合します。
Q. エアプランツは肥料をやるのでしょうか。
エアプランツも肥料はいります。時々は薄い液肥を霧吹きでかけてやるか、液肥を溶かした水につけてください。水もいつも霧吹きでかけてやるだけでなく、週に1~2回はバケツに水を入れて5分位つけてください。熱帯植物なので、保温、防寒に気を付けてください。
Q. ゲンペイカズラを何年も栽培しているが、花が咲きません。よく伸びるので切っています。
切っているから花が咲かないのでしょう。ゲンペイカズラはツル植物ですから、ある程度はツルを伸ばした方がよく咲きます。大きめの鉢に植えて長い支柱を3~4本立て、それにツルを巻くようにする(アンドン作り)と毎年花が咲くでしょう。
Q. 鉢植えのマンリョウの葉が枯れていきます。どうしてでしょうか?
1月の中旬に鉢替えをしたようであったので、寒さのストレスからきているのではないでしょうか。多くついた実と枝を剪定します。水を切らさないように寒くない所でしばらく管理してください。
Q. ユズの葉や実が黒っぽくなりましたが、なぜでしょうか?
スス病ではないかと思います。殺菌剤とカイガラムシ用の殺虫剤を散布してください。
Q. カンツバキはこんな寒い時期に花が咲いて、どうやって繁殖するのですか。
カンツバキは虫媒花なので、虫によって花粉を運ばせ、受粉を行います。冬に花が咲く植物は、冬に飛ぶ少ない虫がたよりとなります。ただし冬は、咲く花の種類が少ないので(競争相手が少ないので)虫が少なくても大丈夫なのでしょう。カンツバキは基本的には種子で繁殖します。
Q. 鉢植えの針葉樹の葉が茶色になって弱ってきました。植え替えもしておらず、肥料も水もやっていません。
植え替えも肥料も水もやっていないのでは弱るのも当然で、生きているだけでも不思議と言えます。この時期は、植え替えに適しているので植え替えて、一か月くらいしたら肥料(鶏糞)を施し、水をやってください。水は春から秋までは毎日鉢土を観察し、乾いていたらたっぷりとやります.湿っていたらやらず、乾いていたら水をやりましょう。
Q.竹が庭や建物のほうに生えてきて困っています。地下茎を掘っても色々なところから出てきます。
ラウンドアップなどの除草剤の原液を切り株に入れることにより枯らすことができます。絶対に食用にしないこと。地下茎が切れて株分れしているものには効果がありません。
Q. カキの実がならなくなり、なっても落ちてしまいます。
剪定方法に原因があります。剪定は冬に花芽のある枝を残して行います。太幹を切った後は枝を整理します。もしくは、カキヘタムシによる落果かもしれません.5,8月のスミチオン等の散布、荒皮削りなどが有効です。
Q. シクラメンを玄関にずっとおいたままにしていますが大丈夫でしょうか。
1週間に一回くらい光のあたる窓辺に置いてください.花が咲いていることはエネルギーをつかっていますから1000倍液肥を10月に一回やってください。
Q. ミカンにスス病がつきました。その防除法を教えてください。
トップジンM水和剤を散布してください。オンシツコナジラミがいるようでしたら暖かくなったら殺虫剤を一週間に一回計2回は散布してください。
Q. ネコヤナギの大きな赤いつぼみの皮が破れて、内のものが出てきました。これはなぜでしょう。
赤いつぼみの柳はフリソデヤナギ(赤芽ヤナギ)です。ヤマネコヤナギとネコヤナギの雑種で、赤芽が美しいので生け花にされます。大きな赤いつぼみは花で外の皮(りん片)が破れるとおしべの多い雄花か雌花が出てきます。
Q. オタフクナンテンが色づきの良いのと色づきの悪いのができています。ストレスを与えると良いと言われましたが…。
紅葉と同じで体内の糖分が貯えられ寒さで葉緑体がこわれ、アントシアニンができると赤く発色します。
【1月】ボランティア活動報告
バラボランティア
日 付:1/9(木)1/11(土)1/13(月祝)
活動内容:冬剪定
3日間でのべ37名の方にご参加いただきました。
中には複数日ご参加いただいた方も!ありがとうございました。
冬剪定はバラの管理の中でもかなり重要な作業です。
少し難しい部分もありますが、担当者がしっかりとやり方をお伝えしています。
花ボランティア
日 付:1/22(水)
活動内容:花がら摘み
8名の方にご参加いただき、11月に一緒に植えていただいた花壇を中心に
花がら摘みや除草などメンテナンス作業を行っていただきました。
とっても寒い中でしたが、ありがとうございました!!
清掃ボランティア
個人での清掃活動や毎月8日の丸八清掃ボランティアにご参加いただいた皆さま
ありがとうございました!
1月も大変寒い時期ですが、個人活動のほか、全1団体の企業・団体様に清掃活動を行って頂きました。
〈ご参加いただいた団体の皆さま(敬称略)〉
スターバックスコーヒー御器所駅前店
ご参加いただいた皆さまありがとうございました!
開花情報(ウメ、クリスマスローズ、スイセン)(2/11)
先週末の寒波の影響で、少し積もった雪も
あっという間に溶けていきました。
日当たりの良い場所では、だんだんと花のつぼみも大きく膨らんできています。
ウメ
蕾がかなり大きく膨らんできました。
本日はお天気が良いので、このまま咲くかも・・・?
赤い花のウメの木は開花までもう少しかかりそうです。
クリスマスローズ
こちらも蕾が大きく膨らんできました。
ただ開花まではもう少しかかりそうです。
ロックガーデンでお楽しみいただけます。
スイセン
開花した花数がかなり増えてきました!
満開になると圧巻です。その景色を楽しみに、もう少し待ちたいと思います。
グリーンサロン みどりの豆ちしき 第8号
グリーンサロン みどりの豆ちしき 第8号を発行しました。
今回は節分とヒイラギのお話です。
ヒイラギといえばクリスマスを連想される方も多いかもしれません。
なぜ節分にヒイラギなんでしょうか・・・?
ぜひご覧ください。
かわらばん2月号
かわらばん2月号を発行しました
園内看板のほか、緑化センターや図書館、案内センターなどで配布しています。
開花情報(サザンカ、キッチンガーデン、ロウバイ)(2/3)
今週は名古屋でも雪予報が出てきました。
かなりの寒さが予想されますので
みなさま暖かくしてお過ごしくださいね。
サザンカ
園内各所で見頃を迎えています。
今年は花付きが良く、今にもこぼれ落ちそうな咲き方です。
1枚ずつ散る花びらで、木の下も真っ赤に染まっています
キッチンガーデン
緑化センター前にはキッチンガーデンがあります。
ここでは植物としての野菜の成長過程を観察していただけるように
季節の野菜を育てています。
普段スーパーで並んでいる野菜は、畑でどんな姿をしているのか?
野菜の花って?
ぜひお近くでご覧ください。
※観賞用の野菜です。園内の植物の採取は禁止されています。
ロウバイ
先週よりもさらに咲いた花数が増えてきました。
香りの園のロウバイからは、香りも楽しめました!
開花情報(ロウバイ、バイカオウレン、スイセン)(1/27)
昨日まで噴水塔周辺にて
ハンギングバスケット・フラワーコンテナコンテスト「花鶴舞」が
開催されていました!
総勢70点を超える作品が並び、とても華やかな噴水塔まわりでした。
ご参加いただいた皆さま、ご覧いただいた来園者の皆さま
ありがとうございました!
ロウバイ・ソシンロウバイ
先週よりも開花が進み、多くの花を見ることができるようになりました。
バイカオウレン
緑化センター入口に展示しています。
植物博士 牧野富太郎氏が愛したとされる花のひとつです。
スイセン
普選記念壇東側の花壇でスイセンが咲き始めました。
まだ数輪ですが、とても可愛らしいお花です。
満開になるのが楽しみですね!
開花情報(ウメ、ロウバイ)(1/20)
3月並みの気温といわれる日も出てきました。
名古屋では珍しい雪が降った日から10日ほどが経ちましたが
信じられないくらい、日向は暖かいです。
そんな園内では春のお花が少しずつ動き出しています。
ロウバイ
香りの園やテラスポ沿い、公会堂の近くなど
園内各所で見られるロウバイ
ほのかに甘い香りも楽しめます。
ソシンロウバイ
ロウバイは花の中心が赤くなっていますが、
ソシンロウバイはお花全体が黄色くなっているのが特徴です。
テラスポ沿いの木には樹木名もついているので
分かりやすくておすすめです。
ウメ
香りの園に植わっているウメの花
まだ固い小さな蕾の状態です。
この小さな蕾が、大きな花になって咲くのがとても楽しみですね!
【12月】ボランティア活動報告
バラボランティア
日 付:12/19(木)12/21(土)
活動内容:バラの花がら摘み、花摘み
2日間でのべ25名の方にご参加いただき、とってもスムーズに作業が進みました。
ボランティアさん担当のエリアが終わった後は
芝生広場にある三角花壇のバラのお手入れも行って頂きました。
とっても寒い中でしたが、ありがとうございました!!
花ボランティア
日 付:12/20(金)
活動内容:花がら摘み
6名の方にご参加いただき、年内最後の正面花壇のお手入れを行っていただきました。
その他、樹林帯や桜林にある看板前のミニ花壇などでも
作業をしていただきました!
とっても寒い中、ありがとうございました!!
清掃ボランティア
個人での清掃活動や毎月8日の丸八清掃ボランティアにご参加いただいた皆さま
ありがとうございました!
12月も落ち葉が大変多く、また寒さも厳しい時期となりました。
個人活動のほか、全2団体の企業・団体様に清掃活動を行って頂きました。
〈ご参加いただいた団体の皆さま(敬称略)〉
名古屋国際中学/名古屋建設業協会
ご参加いただいた皆さまありがとうございました!
これまでの相談例(1月)
Q. 今年はモミジの葉が冬になっても落ちません。
秋に肥料を与えたり、剪定して若枝がでると落葉が遅れることがあります。今回は秋に化成肥料をしっかり与えた影響が出たのではないでしょうか。
Q. ユズの実がスカスカになってしまいます。
黄色くなってから長く成らせておくと、水分が減りスカスカの状態になります。適期に収穫してください。
Q. ウメの青い果実は生食すると有毒といわれますが、梅酒などは大丈夫なのでしょうか?
たしかにウメの未熟果には青酸配糖体(アミグダリン)や、青酸を含みますが、梅干しや梅酒は出来上がりまでの期間に有害物質が無毒化するので、問題ありません。
Q. イソギクの鉢花は、氷や霜が降りても株は大丈夫でしょうか?
大丈夫です。名古屋では野外に置いていても問題はありません。ただ管理としては、地上部は地際で切り取ります。
Q. ツバキ(庭植)に花が咲きません。水は適当にあげ、肥料は化成肥料(無機質肥料)をやっています。
おそらく、水不足と肥料不足でしょう。水は春から秋までは毎日ツバキの株元を見て、土が乾いていたらしっかりと水を与えてください。植えて何年もたつと、土が固まって水が浸み込みにくいので、一晩中降る雨の量くらいたっぷりあげてください。肥料は、有機質肥料(鶏糞、牛糞など)を2月末~3月初めにかけて施します。
Q. ギボウシ(鉢)が枯れたようですが、春になればまた芽がでてきますか?
枯れたのは地上部だけと考えられるので、また春には下から芽が吹いてくるでしょう。春まで待ったほうがよいでしょう。
Q. 今の時期に種を蒔ける植物はありますか?
基本的に草花はありません。野菜ならダイコン・人参・ホウレンソウ等が蒔けます。
Q. プランターで花を栽培しています。使った土はどうすればよいでしょうか。
園芸店に再生する土が販売されていますので、2割位を加えて再度使ってください。雑草の種子と病害虫防除のために、できるなら黒いビニールに詰めて太陽光で熱消毒をして、石灰を少し加えるとよいです。
Q. ウメの元気がないようだが、肥料は必要でしょうか?
2月の寒肥(有機質肥料)または3月の芽出し肥(化成肥料)を与え、様子を見て必要なら秋に化成肥料を与えてください。
Q. スイセンに花が咲かなくなりました。
株詰まりによる球根の肥大不全が原因です。今肥料を与え、6月下旬に掘り上げ、土づくりをして球根を植えなおします。
Q. ムクゲの剪定を教えてください。
1~2月に強く剪定して、整枝します。太枝を払い、枝の更新をはかります。ヤゴ枝は随時切り取ります。枝が敷地外に出てしまうような場合は、ノコギリでその枝の幹の所で切ります。
Q. マンリョウ(宝船)の先端部の葉に縮れがでています。病気ではないでしょうか?
伝統園芸植物のマンリョウには狂い葉ほどではないが、縮れがでる葉も多いです。病気ではなく、特に心配はないでしょう。
Q. 俳句の季語でフユソウビ(冬薔薇)というのは、冬に咲くバラのことでしょうか?
おそらく、秋に咲くバラの花が残っている状態のことで、冬に咲くバラのことではないとおもわれます。最近は温暖化と品種改良で冬に咲くバラも見られますが、俳句の季語としてはかなり古くから使われているようであり、冬は今よりずっと寒く、冬に咲くバラなどなかった時代のことと考えられるので、秋のバラの花が残っている状態のことだと思われます。
Q. ポインセチアを長く持たせたいです。
温度と光線が必要です。室内の窓辺に置いて保温と光線を当てます。鉢は時々まわして全体に陽が当たるようにしてください。土が乾いてきたら水をやります。鉢の下の皿に水が溜まることのないように、水をやる時は、流しや風呂場で水をやり水が切れてから皿の上に置いてください。肥料は春に与えます。春になったら(5月)植え替えて秋までに室外に置いてください。
Q. マンションの内庭に散り落ちたサザンカの花の清掃についていい方法はありますか。
花が散らばってから集めるのは大変労力がかかるので、少しでも傷んだ花を手で取り除き、地面に散らさない方法がよいでしょう。
Q. カンナ、ハナショウブ、ダリア、シランの地上部が茶色く枯れているがどうしたらよいですか。
地上部を刈り込んでください。本当は花が終わったら花を早めに摘花してください。
Q. プランターに植えたチューリップの球根をが、何かに掘られて、かじられてしまいます。網をかけても破られます。
夜行性の小動物(アライグマ、タヌキ)かもしれません。対策としては、毒性のある球根(ユリ、リコリスなど)等を混植しておくと良いかもしれません。
Q. 食用になるタラの芽を山で摘んでくるが、他にも食べられる木がありますか。
ウコギやコシアブラなどがありますが、自然のものを採取して食べるには、しっかりとした知識が必要です。間違えて有毒の物を食べては危険ですので、自身の庭で、種類の確実なものを栽培した方が良いでしょう。
Q. イロハモミジにまだ葉が残っているがどうしてですか。昨年の7~8月に剪定をしました。
枯れ葉が残ることはよくあることですが,、剪定の時期により、青い葉だったり、紅葉している葉が残ったりします。剪定後に出た芽の葉は、落葉の準備ができず、残っているのでしょう。
Q. コウテイダリアの茎を切ったので繁殖に使いたいのですが、どのようにすればよろしいでしょうか。
2節つけて茎を切り、鉢に鹿沼土で挿します。茎の半分くらいを土に挿し、室内(温室)で土が乾かないように管理してください。(朝夕水をやる)根が充分に出たら鉢上げをします。(春になるでしょう)鉢上げは培養土に鹿沼土を混ぜて使います。